LPICとは
LPICとはLinuxの専門知識を証明するIT資格です。Linux系でもっとも有名な資格かと思います。難易度別にLPIC1,LPIC2,LPIC3の3つのレベルに大きく別れており、それぞれのレベル毎に2-3つの試験があります。
- LPIC1
- LPIC101,102
- LPIC2
- LPIC201, 202
- LPIC3
- LPIC300, 303, 304
認定条件
上記LPIC1で説明すると、LPIC101と102の両方に合格すると、LPIC1が認定されます。LPIC2も同様に2つの試験に合格する必要がある。
LPIC3は3つの種類があるが、どれか1つの試験合格でLPIC3取得となる。
費用
各試験は1万5千円ほどの受験料かかるため、全てコンプリートしようとすると、15,000 x 5 = 75,000円かかります。
受験料の他にも参考書やWEB問題集などを購入するともっと費用がかさみます。
会社によっては受験料を支援してくれる制度がある場合がありますので、一度調べてみるといいでしょう。
LPIC1概要
Linux Professional Institute LPIC-1
Linux Professional Institute LPIC-1 は、世界最大かつ最も認知度の高い Linux 認定資格です。LPIC-1を取得することがあなたの次のキャリアアップにつながるかどうかを確認してください。
- 101の出題範囲
- システムアーキテクチャ
- Linuxのインストールとパッケージ管理
- GNUおよびUnixコマンド
- デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準
- 102の出題範囲
- シェルとシェルスクリプト
- インタフェースとデスクトップ
- 管理タスク
- 必須システムサービス
- ネットワーキングの基礎
- セキュリティ
LPIC2概要
Linux Professional Institute LPIC-2
LPIC-2 は、Linux Professional Institute のマルチレベル プロフェッショナル認定プログラムの 2 つ目の認定資格です。
- 201出題範囲
- キャパシティプランニング
- Linuxカーネル
- システム起動
- ファイルシステムとデバイス
- 高度なストレージデバイスの管理
- ネットワーク構成
- システム・メンテナンス
- 202出題範囲
- ドメインネームサーバー
- ウェブサービス
- ファイル共有
- ネットワーククライアント管理
- 電子メールサービス
- システムセキュリティ
LPIC3概要
3種類の試験のいずれかに合格するとLPIC3認定が得られる。
- https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-3-300-overview
- OpenLDAPの設定
- 認証バックエンドとしてのOpenLDAP
- Sambaの基礎
- Samba共有設定
- Sambaユーザーとグループの管理
- Sambaドメイン統合
- Sambaネームサービス
- LinuxおよびWindowsクライアントの操作
- https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-3-303-overview
- 暗号学
- アクセス制御
- アプリケーションのセキュリティ
- オペレーションセキュリティ
- ネットワークセキュリティー
- https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-3-304-overview
- 仮想環境
- 高可用性クラスタ管理
- 高可用性クラスタストレージ
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