3年前LPIC挑戦したときもLPIC201まではすんなり行きましたが、LPIC202で2回不合格となり、完全に戦意を喪失していました。
3年ぶりの挑戦でした。試験バージョンは3年前とおなじくver450。やはり難しかったですがなんとか1回で合格できました。
勉強方法がこれまでの101,102,201と全く違うので注意です。
まず、教材としてping-tはおすすめできません。問題数が多すぎるうえに的中率がとても低いです。3年前は小豆本もなしでping-tだけでチャレンジして2度撃沈しました。
今回は、まず小豆本ー>白本(スピードマスター)ー>学易の無料問題 の順で勉強しました。
学習期間は1週間ほどです。立て続けに合格記事を書いていますが、諸々の事情があり201,102,202を1ヶ月ほどの期間中に3つ受験しました(ありがたいことにどれも1回で合格・・・)。
小豆本とスピードマスターは同じ出版社による刊ですが、著者が違うため、テイストがだいぶ違います。できれば両方やっておいたほうがいいでしょう。今回は時間の関係上、VirtualBOXの仮想マシンはまったく使用しませんでした。やるとしたらbindやapacheなどをインストールして本格的に環境構築する必要があるでしょう。
202の厄介なところは、BINDやOpenLDAP,postfix, iptableなどの各設定項目(ディレクティブ)を理解し記憶する必要がある暗記ゲーというところです。これまでの101~201は普段リナックス好きでちょっと触っているひとであれば興味の延長で難なく合格できますが、202はそうではありません。自宅サーバでBINDとかガッツリ触ってる人はまれでしょうから、ほとんどのリナックス経験者にとっっても1から覚えなければいけないことが多く難易度が高いです。レンタルサーバかりてホームページやブログを運営している人であれば、apacheのところは少しだけ親しみやすいところかもしれません。
よって、勉強方法としては試験に出る問題を中心に、ディレクティブの理解と暗記をする、というものになります。その観点からいうとスピードマスターとが学易は非常に的中率がたかく効率的です。
スピードマスターも3千円ほどと、高価な参考書(問題集)ですが、絶対買っておいたほうがいいと思いました。問題集ですが解答・解説で勉強するというスタイルです。
学易は無料で51問問題が掲載されています。解説はないですが、おそらく、受験者からヒアリングしてひねり出した予想問題とおもわれ、的中率が高かったです。たった51問と不安になると思うので、まずはスピードマスターを一通りこなしてから試験直前に数時間だけ学易をやる、という流れで進めました。
これまでping-tだけで突破してきましたが、202だけはping-tは使わないほうがいいでしょう。202範囲だけで700問以上問題があり、各ディレクティブを総当りで問題作成した水増し的な内容で、時間がいくらあっても足りません。
ping-t オンリーで2度撃沈したのが何よりの証拠です。小豆本+スピードマスター+学易で1週間ほどの学習時間で1回で受かったので自分でも驚いています。
これまで書いてきたように202はちょっと異質な試験になっていますので、これから挑戦されるかたは教材選びと勉強方法に注意してみてください。私以外の合格体験記やブログも参考になると思います。
得点はギリギリの550点でした・・(500点が合格ライン)。